ビカクシダ(コウモリラン、 学名: Platycerium)は、18種類の原種が知られているシダ植物です。ビカクシダには、生長点から正面に突き出す形に展開する胞子葉と、左右に広がるように展開する貯水葉という2種類の葉を有するという大きな特徴があります。英語では「staghorn ferns」や「elkhorn ferns」と呼ばれており、胞子葉の形が鹿の角の形に見えることが名前の由来となっています。樹木の幹や岩盤に着生する着生植物であり、その見た目の珍奇さ、美しさから観葉植物として世界中で楽しまれています。
1 Platycerium (P. ) andinum
2 P. alcicorne
3 P. bifurcatum
4 P. coronarium
5 P. elephantotis
6 P. ellisii
7 P. grande
8 P. hillii
9 P. holttumii
10 P. madagascariense
11 P. quadridichotomum
12 P. ridleyi
13 P. stemaria
14 P. superbum
15 P. veitchii
16 P. wallichii
17 P. wandae
18 P. willinckii
以上の原種のほか、歴史的に数多くの園芸品種、突然変異種(ドワーフ等)のビカクシダが野生起源と人工交配により見出されてきました。